インターネットに代表されるベストエフォート型ネットワークにおいて、経路上のルータに頼ることなく、エンド端末のみ利用し、安定した通信品質の確保を実現する帯域確保技術について研究しています。

物理学の考え方の１つ「近接作用」の原理を使った自律分散制御を提案し、高速ネットワークだけでなく無線環境(mobile ad hoc NW)にも適用できるトラヒック制御、リソース管理技術を提案しています。

P2Pネットワークにおいて、広めたいファイルは高速かつ効率的に配布する必要があります。一方、広がってほしくないファイルはできるだけ配布が遅くなるように制御します。本研究室ではこれらの制御方法について研究しています。

きずな（WINDS）のような超高速インターネット衛星を使って、山間部や島しょ部などのブロードバンド未到達地域で高速インターネットを実現する技術(TCP-STAR)について研究しています。